読書の魅力を伝える活動推進研修会(南薩会場)を開催しました!

読書の魅力を伝える活動推進研修会(南薩会場)を開催しました!

 

 

 新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から,2年間中止となっていた「読書活動スキルアップ研修会」ですが,今年度,開催市や共催市の協力を得て,8月24日(水)南さつま市において,名称も新たに「読書の魅力を伝える活動推進研修会」を開催しました。

 当日は,講話,事例発表,実演,意見交換を行いました。

 

 まず,鹿児島大学教育学部の原田先生に,「対話でひらく本の力」という演題で講話をしていただきました。学校の取組や学生さんの発表,本の紹介などを,素敵な音楽に乗せてお話しくださいました。演習として,リテラチャー・サークル(他の読者との対話を通して,読み取ったことについての理解を拡張するよう促す活動)をしてくださいました。参加者からは,「本を与えて終わりではない。本+対話で目的が達成するということに納得した」,「読み聞かせをした後の対話を忘れずにしていきたい」,「読書をすることによって,いろいろなことを想像し,物語,登場人物たちと会話をする,自分の心と話ができることを思い出しました」といった感想が寄せられました。

 

 次は,事例発表・実演を行いました。まず,地域の取組として,南さつま市の読書グループ「よみきかせ隊」の上村幸代さんに,事例発表をしていただきました。読み聞かせを交えながら,日頃の取組やよみきかせへの思いを熱くお話ししていただきました。参加者からは,「上村さんの通る声の読み聞かせ,とても素敵でした」,「私たちの学校にも来てほしいです」といった感想が寄せられました。

 

 次に,県立図書館ボランティア「さざなみ」の代表 鳥羽啓子さんに,実演をしていただきました。わらべ歌や手遊び歌,たくさんの本の紹介,演習などもしていただきました。参加者からは,「県内外で活躍されているグループの実演を見ることができてよかった」,「読み聞かせの時に,わらべ歌も用いてみたい」といった感想が寄せられました。

 

 最後に,意見交換を行いました。発表者のお二人に質問も出て,さらに読み聞かせについて考えを深めることができました。また,原田先生から,御助言もいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  終始,和やかな雰囲気で研修会が進みました。これも,読書の魅力だと思った一日でした。

 研修会開催に当たり,御協力くださいました,南さつま市を中心とする開催市,共催市,南薩支部の皆さん,そして,会場にお集まりいただいたすべての皆さんに感謝申し上げます。