令和7年度親子読書研修会 椋鳩十生誕120周年記念大会を開催しました

令和7年度親子読書研修会 椋鳩十生誕120周年記念大会を開催しました。

 

令和7年6月29日(日)の午後1時から,カクイックス交流センター県民ホールにて,令和7年度親子読書研修会 椋鳩十生誕120周年記念大会を開催しました。

 

まず,これまでの椋鳩十先生の功績や親子読書の大切さについて振り返りました。

その後,実践発表がありました。

今年の実践発表は,親子読書発祥の地である,さつま町立鶴田小学校PTA「いもむしの会」による発表でした。

「はらぺこあおむし」のエプロンシアターとさつま町の中学生が作成した地域を題材にした紙芝居の実演に会場の参加者は興味津々の様子でした。

(研修会でのエプロンシアターの実演と紙芝居のスライド上映につきましては,事前に著作権者の許諾済み)

 

【参加者の感想より】

・椋先生の思いを引き継いでこられて活動されていることがすばらしく,エプロンシアターも紙芝居も楽しかった。

・中学生が制作した紙芝居は特産品などの紹介等もあり,とても良かった。

 

その後,椋鳩十氏のお孫さんで「児童文学作家」「椋鳩十研究家」の久保田 里花 氏に「本は生きる力~椋鳩十の思いをつないで~」という演題で御講演いただきました。

 

【参加者の感想より】

・本には載っていない,本日出席したから聞くことができたお話もあり,参加してよかった。

・椋先生の作家としての活躍だけでなく,社会的貢献,読書普及への思いを知ることができ,見方が変わった。尊敬の念が強くなった。

・椋鳩十作品の本質を知ることができ,感銘を受けた。伝記を早速読んでみたい。

・椋鳩十先生の真意に迫る内容だった。再度,作品を読みたいと思う。また,親子読書も広めていきたい。

・久保田先生のお話に終始引き込まれて,自分の幼少時代の祖父との思い出と一部重なり,涙が出た。椋鳩十先生の作品をもっと読みたいと思ったし,自分の子どもにも伝えていきたい。

 

受付近くのスペースでの書籍紹介や,特別貸出用の大型絵本,紙芝居,人形劇などの展示も大盛況でした。

 

県立図書館では,「椋鳩十生誕120周年記念イベント」を今後も開催予定です。9月と12月の企画展示や12月のイベント「まるごとむくはとじゅう」にもぜひ,おいでください。