令和7年度海音寺潮五郎記念文化講演会を開催しました。
10月18日(土)にカクイックス交流センター(県民ホール)で令和7年度海音寺潮五郎記念文化講演会を開催しました。
【県立鶴丸高等学校放送部による朗読】
当日は,まず初めに県立鶴丸高等学校放送部の皆さんに,海音寺潮五郎先生の作品『西郷と大久保』の冒頭部分「霜月十六日」を朗読していただきました。安政5年11月16日,西郷隆盛は月照上人と錦江湾で入水自殺を図ります。その後,月照は亡くなりますが,西郷は奇跡的に助かります。当時の武家屋敷の様子や大久保利通らの緊張感漂う場面にいたるまでを,4名の生徒の皆さんが終始落ち着いた雰囲気で,見事に朗読してくれました。
【参加者の感想】
「非常に聞き取りやすく,美しい声でした。朗読をするときはもちろん,終わった後や待っている時間の姿勢もきれいで,意識の高さを感じ取れました。」
「すばらしい朗読に感心しています。特に今回は,12年の月日を感じていました。」
「大変聴きやすい声で,とても良かったです。耳で聞くと想像しやすく,理解もしやすい気がしました。」
「あと3倍,聴いていたかったです。朗読されたみなさまは,美しい発音と美しい日本語でした。」
「放送部らしい発音と舞台慣れして,堂々とした発表に感心しました。高校生の朗読を聞く機会もめったにないので良かったです。」
「高校生の皆さんの朗読はとても聞きやすく,情感がこもっていてすばらしかったです。たくさんの練習を積み重ねてきたことがうかがえました。」
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【万城目 学 氏の講演「小説家,日常と非日常の交差点で物語を紡ぐ」】
直木賞作家 万城目 学(まきめ まなぶ)氏が,「小説家,日常と非日常の交差点で物語を紡ぐ」という演題で,講演をしてくださいました。海音寺潮五郎に関連した鹿児島の歴史の話や作家としての物語に対する向き合い方などをお話しくださり,あっという間の90分となりました。講演の最後には,万城目先生が質問コーナーを設定してくださり,参加者からの様々な質問に真摯に回答くださいました。会場にいらっしゃった参加者からは満足の表情がうかがえました。
【参加者の感想】
「万城目学先生の講演会を,まさか鹿児島で参加できるとは信じられない気持ちと感激でいっぱいです。」
「きらりと光る言葉やエピソードが散りばめられていて,小説のようにじんわりきました。」
「万城目学氏の人柄や受け答えのスマートさに感服しました。どの話も納得できるものばかりでした。」
「たくさんの貴重なお話や楽しいお話も笑いあり,素敵な時間を過ごすことができました。万城目先生の新しいエッセイも読んでみようと思います。」
「作家の人となりは基本的に作品を通して知ることが多いと思います。今回は直接お目にかかり,声を聞き,話を聞き,質問での受け答えを聞き,貴重な体験をさせていただきました。」
「万城目学先生の講演は,何事もしっかりと下調べされて自分の中に吸収し,皆さんに伝わるように言葉を選ばれるお人柄を知ることができて,私の人生において,とてもよい一日になりました。」
今回御講演をいただいた万城目先生の作品は,当館も数多く所蔵しております。万城目学先生の作品,海音寺潮五郎先生の作品を読みに,ぜひ御来館いただければと思います。開架に見当たらない際は,一般閲覧室2階カウンター職員へお声掛けください。