「ハトの日かごしま 8月10日,椋鳩十でつながろう。」
今年は児童文学作家であり,鹿児島県立図書館長も務められた椋鳩十氏の生誕120周年の年です。
この記念すべき年に「ハトの日かごしま」実行委員会が中心となって「ハトの日」のイベントを企画・開催しており,当館においてもミニ展示を実施中です。
今回はさらに,鹿児島県立図書館職員イチオシ!の椋鳩十作品を紹介します。
テーマ展示の紹介(ミニ展示3)
・一般閲覧室 ミニ展示3
「ハトの日かごしま 8月10日,椋鳩十でつながろう。」
椋鳩十(久保田彦穂)氏の作品や関連書籍を展示中です。大人も子どもも魅了する椋鳩十の世界へダイブ!
★職員イチオシ!椋鳩十作品★
『孤島の野犬』(椋 鳩十/著 偕成社 1979年)
甑島を舞台にした物語です。
小学校時代,始めて読んだ絵本以外の本でした。手に取った理由は…「表紙のシェーパードがかっこいい!!」から。
幼い私は,野に生きる犬たちの孤高な姿に「かっこいいー。」としびれるばかり。
特に軍用犬だったナチが野犬たちのボスとなる姿に生きる力強さを感じていました。
懐かしくなり,久しぶりに読んでみたところ…。
自然の厳しさの中で生きるたくましさにかっこよさを感じつつも,人間と時代に翻弄される姿に哀しみやさみしさを,そしてそれでも人間を愛してくれる姿にいとしさを覚えました。
発表から50年以上たった今でもなお,多くのことを教えてくれる作品です。
※『孤島の野犬』は児童文化室で所蔵しています。
県立図書館では今年一年間を通して,椋鳩十氏に関連したイベントを開催します。
児童文化室では7月23日から「ハトの日かごしま」実行委員会の方よりお借りした「マヤの一生」のセル画を展示します。
また,9月18日からは。県立図書館長としての椋鳩十氏の姿にスポットを当てたロビー展を実施予定です。
子どもも大人も問わず楽しめる椋鳩十の世界を体感してみませんか。
「ハトの日かごしま」では県内各地で様々なイベントを実施予定です。詳しくは公式Webサイト「ハトの日かごしま」をご確認ください。→ハトの日かごしま
【ミニ展示3 ハトの日かごしま】 |
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【児童文化室 椋鳩十のコーナー】 |
【職員イチオシ!孤島の野犬】 |