初桜 折しもけふは 能日(よきひ)なり (松尾芭蕉)
冒頭の俳句は,松尾芭蕉が元禄元年(1688年),45歳の時に詠んだものです。郷里の伊賀上野(三重県伊賀市)の薬師寺で催された句会の初会合での句で,「薬師寺の境内には,初桜がちらほら咲いて,今日は句会の発足にふさわしい,まことによい日である。」と詠ったものだそうです。
昔から,桜は日本人にとって特別な花であり,その年初めて咲く花は,感慨深く受け止められてきました。進学や就職のシーズンと重なるので,花の咲く日が新しい一歩を踏み出す「良き日」となる人も多いのではないでしょうか。
さて,いよいよ新年度が始まりました。「県図協だより」では県内各地の公立図書館の様子や鹿児島県図書館協会が主催する研修会の様子等を紹介します。今年度も鹿児島県図書館協会は,県内の公立図書館・公民館図書室が,県民の皆様のお役に立てるよう,互いに連携を図り,利用者のニーズや時代に対応できる図書館の充実と読書活動の推進に努めてまいります。
今年度も,県図書館協会の活動に御理解と御協力をいただくとともに,是非お住まいの地域の図書館・図書室の御利用をお願いいたします。
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