目には青葉 山ほととぎす 初鰹 (山口素堂)
冒頭の句は,江戸時代の俳人 山口素堂(1642~1716)が詠んだ俳句で,初夏の季節感を表現したものです。「目には初夏の青葉が美しく映り,山にはほととぎすの鳴き声が聞こえ,そして初鰹を食べる」という,五感で感じる初夏の楽しさを伝えています。山口素堂は,現在の山梨県に生まれ,20歳頃に家業の酒造業を弟に譲り,江戸に出て,漢学などを学びました。1675年,江戸で初めて松尾芭蕉と会い,以後互いに親しく交流したそうです。
さて,つい一か月前まで桜の花で彩られていた県立図書館の庭園も,今は新緑に姿を変え,深呼吸したくなるような季節となりました。4月23日から5月12日までは,「こどもの読書週間」でした。各館におかれましては子供の読書活動を推進するために,それぞれ趣向をこらした企画が開催されたことと思います。
県図書館協会は,去る5月8日(木)の総会・研修会から今年度の活動が本格的にスタートしました。各支部・各館で連携・協力しながら,鹿児島県の読書活動の推進に取り組んでまいりましょう。
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