鹿児島県立図書館
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「守られた図書」 実習生頑張ってます! ~広報~
今回は,実習生にホームページの記事を1つ担当してもらいました。
今回は実習生が自ら調べ考えた「追放図書」をテーマにした記事をお届けします。
皆さんは追放図書を知っていますか。
追放図書とは,鹿児島県立図書館が所蔵している,戦争中に出版された軍国主義的な図書のことです。
この追放図書は,戦後進駐軍によって焼き払えと命令が出ていました。しかし,当時の館長である久保田彦穂(椋鳩十)は
「公共図書館は,国民が,調査,研究し,知り,考えることを目的としているものである。(中略)将来どのようにしていったらよいかを知るためにも,戦時中に,出版されたものを,研究することが大事だからだ。」と説得しました。
その結果,鹿児島県立図書館では約800冊の追放図書が保存されています。
貸出可能です。貴重な一冊と出会いませんか。
(出典:『椋鳩十の本 第25巻』椋鳩十,理論社,1983年,p.257)
【書庫の追放図書】
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