県図協だより

第225号(R1.12)・第226号(R2.1)

投稿日時: 2021/10/01 .

第225号(R1.12)・第226号(R2.1)

第18回大島地区「ふれあい読書フェスタ」開催~県図書館協会奄美支部主催事業~

投稿日時: 2021/10/26 .

 令和元年11月9日(土)に、喜界町自然休養村管理センターにおいて,第18回大島地区「ふれあい読書フェスタ」を開催しました。今回のテーマは「図書館を核にまちづくり~夢あるまち*未来づくり~」でした。

 会場入り口には,壁新聞による各市町村図書館(室)の読書活動状況の発表等が展示される中,優良読書会や図書館・公民館図書室職員功労者の表彰,事例発表,実演,講演等が行われ,各市町村図書館(室)関係者やPTA,子ども会育成会,親子読書会など60人の参加がありました。

読書活動状況の発表

 

 

1 表彰

(1)優良読書会

   大島地区内で3年以上継続して活動し,生涯学習の観点で他の範となるような

  体・個人に贈られます。

   〇 名瀬小学校親子読書部(奄美市 平成27年発足)

   〇 田検小親子読書会(宇検村 平成8年発足)

   〇 喜界小学校PTA読書推進部(喜界町 平成26年発足)

(2)図書館・公民館図書室職員功労者

   〇 福長 敏文 氏 (奄美市中央公民館前館長)

   〇 濱田 百合子 氏 (喜界町図書館前司書)

表彰の様子

 

 

2 事例発表,実演

(1)事例発表

   喜界町図書館

(2)実演

   読み聞かせボランティアグループ ころころの会

実演の様子

 

 

3 講演

  演題:「あなたの夢 図書館でかなえませんか?」

  講師:小林 隆志 氏 (鳥取県立図書館 支援協力課長)

      企業からのレファレンスに,情勢を素早く捉えて対応していくスピード

     感と,桁違いのスケールの大きな話に図書館の可能性は無限だとわくわく

     する講演でした。

講演の様子

わが図書館(室)ならではの本!~姶良伊佐支部・湧水町~

投稿日時: 2021/10/26 .

~ 湧水町くりの図書館 ~

 湧水町は,鹿児島県の中央北端に位置し,山麓には絶え間なく湧き出る湧水群があります。その中でも名水,丸池湧水や竹中池湧水の湧出量は豊富で,夏は冷たく,冬は温かく,また透明度も高く,訪れる人を癒してくれます。

 今回「わが図書館ならではの本」として紹介するのは,『湧水町名所ガイドブック 温故知新』です。町内の歴史について調査されている方が約10年にわたり,様々な文献や地域の人々,古老の話を頼りに,時には山中に埋もれた古跡を探しながら町内中を駆け回り,調査したものを本町の財産として恒久的に活用できるよう製本されたものです。

 町内の遺跡などについて詳細に記載されており,全てにふりがながついていることから,町内の子どもたちの学習にも役立っている一冊です。

 

 そのほかにも「つつはの郷土研究会」が発行している『つつはの』にも町内の様々な調査研究内容が記載されています。

 是非,御一読ください。

 

 

 

 

 

   

 

わが町の読書グループ~大隅支部 ~

投稿日時: 2021/10/26 .

~鹿屋市立西原台小学校 読み聞かせボランティア ちちん☆プイ~

1 はじめに

  本校は,昭和54年に開校し本年度41周年になる学校で,全校児童は632人

 です。「読み聞かせボランティア ちちん☆プイ」は,平成13年に立ち上げられ

 たグループで,今年度はこれまでの活動が認められて県図書館協会及び県読書推進

 運動協議会から「第42回優良読書グループ表彰」を受けることができました。

 

2 活動の実際

  朝読み(20クラス×年3回・15分間),昼読み(年3回・25分間),緑陰

 読書(夏休み出校日・20分間),土曜授業の日の読み聞かせ(1,2年生),鹿

 屋市文化ゾーンまるごとブックフェスタへの参加,おはなし会のポスター作りを行

 っています。近年は,創作童話,影絵にも取り組んでいます。

≪ 朝読みの様子≫       ≪ 昼読みの様子 ≫

 

3 おわりに

  活動を継続していくにあたり,会員を増やすことが現在の課題です。人数が足り

 な時には,先生方に協力をいただいて活動することもありました。今後も子ども

 たちがたくさんの本に出会えるように,私たちも一緒に楽しんで活動していきたい

 と思いす。

わが図書館(室)ならではの本!~南薩支部・南さつま市~

投稿日時: 2021/10/26 .

南さつま市立坊津図書館

 南さつま市は,薩摩半島の南西部に位置する歴史と自然の町です。

 坊津図書館ならではの本として「坊津の詩」を紹介します。

 南さつま市南部に位置する坊津は,リアス式海岸による雄大な自然に彩られ,古くから「日本三津」の一つとして栄えてきた歴史ある港町です。

 鑑真和上が上陸し,島津氏の密貿易の拠点として栄え,梅崎春生や司馬遼太郎など多くの文豪が坊津を訪れました。

 「坊津の詩」は,「坊津(かごしま文庫④)/春苑堂出版」の著者としても知られる森高木氏による詩集です。

 森氏本人が撮影した白黒写真と共に綴られています。

 写真に収められた坊津の自然や住人はパワーにあふれ,読者に訴えかけてきます。

 坊津図書館周辺を撮影した写真も多数。ほぼそのままの景色が残る場所もあり,まるでタイムスリップしたような気分が体験できます。

 坊津本の決定版として,発行されて40年以上たった現在でも根強い人気を誇る一冊です。これ以外にも,坊津に関する本やパンフレットを多数取りそろえています。

 是非,坊津図書館へお越しください。

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