県図協だより

第233号(R2.8)

投稿日時: 2021/10/01 .

第233号(R2.8)

令和2年度鹿児島県図書館協会:第2回理事会

投稿日時: 2021/10/01 .

第2回理事会を次のように開催しました。

【日 時】  令和2年7月17日(水)午前10時30分~正午
【場 所】  鹿児島県立図書館第1研修室
【出席者】  会長,副会長,理事4人,事務局11人
【会 順】
 1 開会のあいさつ
 2 議長選出
 3 協議
  ⑴  議決事項
   【議案第1号】役員について →提案のとおり
   【議案第2号】表彰について →提案のとおり

     ※ 今後の流れについて

      ・ 理事会で決定された後は,県図書館大会で表彰する。

      ・ 全国優良読書グループに関しては,県図書館協会が推薦する。

     ※ 表彰のことをもっと周知する必要がある。

   【議案第3号】令和2年度鹿児島県図書館大会について →提案のとおり

     ※ 感染症予防の対策,遠隔地への配信サービス等,さまざまなケースに

      対応できるように準備を進めていく。

   【議案第4号】令和3年度鹿児島県図書館協会負担金一覧について 

                               →提案のとおり

   【議案第5号】令和3年度公共図書館(室)長及び業務担当者会の開催地区

          について                 →提案のとおり

   【議案第6号】令和2年度視察研修及び全国大会等派遣について

                               →提案のとおり                 

  ⑵  その他
     ア 県内の公共図書館(室)の状況について

     ・ 県内の貸出冊数を伸ばしていく働き掛けが必要である。

     イ 「県立図書館を語る会」について

 4 各支部から
  ⑴  令和2年度親子読書研修会について →感染症拡大に伴い中止

    ※ 読書活動スキルアップ研修会については,感染症対策を講じながら実施

     の方向で進めていく。実施の有無については2週間前を目途に判断する。

  ⑵  令和2年度県立公共図書館(室)長及び業務担当者会の開催について

  5 その他

  ⑴ 各支部から

  ⑵ 事務局から

 6 閉会のあいさつ

わたしの図書館(室)のここに注目!!~姶良伊佐支部~

投稿日時: 2021/10/01 .

伊佐市立図書館には、大口図書館と菱刈図書館の2館があり、  

「知りたいことあったらすぐに図書館へ !」

をキャッチフレーズにしています。

 図書館キャラクター いさと(伊佐図)とさくらも皆様の来館を待っています。(「いさと」の名は、来館者からの応募で決まりました。)

 

 伊佐市には3人の著名人がいます。

 まず、直木賞作家の海音寺潮五郎先生は、伊佐市の誇りの歴史小説家です。大口図書館には、財団法人海音寺潮五郎記念館から寄贈された海音寺潮五郎先生の書斎を再現し、海音寺文庫も併設しています。

 つぎに、漫画家井上雄彦氏も、伊佐市の誇りです。図書館では、井上雄彦コーナーを設置して、「スラムダンク」「リアル」等著作物や、グッズの展示を常設しておりますが、市内・外からファンの方が訪れます。

 それから、俳優の榎木孝明氏は、水彩画家としても知られています。菱刈図書館には、榎木孝明コーナーを設置して多数の画集を紹介しています。

 また、伊佐市立図書館ボランティアの「ぎんなん」と「おはなしミッケ」の方々には、年間を通して読み聞かせをしていただいてますが、夏休み期間中は、子供たちにも人気の「緑陰読書」や、「夏休みおはなし会」を実施しています。

 

(緑陰読書)

 

 

 

 

 

 

(夏休みおはなし会)

わが図書館ならではの本!!~奄美支部~

投稿日時: 2021/10/01 .

「おきのえらぶ昔話」

知名町立図書館

  「おきのえらぶ昔話」は,喜界島出身の岩倉一郎が昭和11年(1936年)5月に沖永良部島に来島し,約一ヶ月間の滞在期間中,昔話の語り手として知られる方々から昔話を採集され,昭和15年(1940年)2月に柳田邦男の主宰する「民間伝承の会」から単行本として出版されました。その後,島の文化遺産を消滅させず,後世に語り継ぐために,昭和59年(1984年)に知名町から再発行されました。

 多くの昔話が,沖永良部島独自の昔話になっている中,「三枚のお札」「一寸坊」「浦島話」「桃太郎」といった,日本の昔話としてメジャーなタイトルも含まれています。しかし,タイトルが同じでも内容は少し異なり,「三枚のお札」では,山姥ではなく爺が鬼となって小僧を襲う,「浦島話」は亀を助けて竜宮城に行くのではなく,兄弟げんかが発端で竜宮城へ。「一寸坊」では打ち出の小づちどころか鬼も出てこず,「桃太郎」にはイヌ・サル・キジの3匹のお供も登場しません。一方で,「ホーラのマーヤ」という昔話は,タイトル・登場人物は違えど,内容は日本昔話にある「猿蟹合戦」ととても似た内容になっており,沖永良部島の昔話を知るだけではなく,「所変われば品変わる」を実感できる,とても面白い1冊になります。

 また,この本に収録されている「天道さんの強い網」を参考にして,2011年に知名町の親子が1年を通して作成した「月の中の一本足の娘」という絵本もあります。知名町図書館にいらした際は,是非どちらもご覧になってください。

 ※写真「おきのえらぶ昔話」を再発行したもの。写真左(昭和15年発行)写真右(昭和59年)

 

 

 

 

 

 

※写真「月の中の一本足の娘」