県図協だより

第218号(R1.5)

投稿日時: 2021/10/01 .

第218号(R1.5)

わたしの図書館(室)のここに注目!!~県立図書館~

投稿日時: 2021/10/01 .

 県立図書館には,たくさんの蔵書があるのは皆様御存じかと思いますが,建物の外にはどのようなものがあるか,じっくりとみられたことがあるでしょうか。

 県立図書館は,鶴丸城の二之丸跡内に建っています。二之丸跡は,西南戦争の最終日に官軍の攻撃によって焼失したという過去を持っています。周辺の,弾痕がその当時の戦いの激しさを物語っています。

 

 

                     敷地内の石垣            周辺に残る銃弾痕

 

 

 また,県立図書館の敷地内には,「薩摩辞書の碑」や「椋鳩十文学碑」もあります。

 海外留学を熱望していた薩摩の学生,高橋新吉,前田畝吉,前田正名らが留学費用を得るため,明治2年和訳英辞書二千部を出版しました。堀辰之助らの英和辞書を改訂し,上海で印刷したものですが,英学熱の高まる当時,「薩摩辞書」として非常に珍重されました。この「薩摩辞書」がわが国の英学界に大きく貢献したことを後世に長く引き継ぐために昭和56年に建立されたのが「薩摩辞書の碑」です。

 「椋鳩十文学碑」は,鹿児島の文化・文学・教育の振興に尽くされた椋鳩十先生の功績をたたえた文学碑です。昭和63年6月に,椋鳩十文学碑建立委員会から当館へ寄贈されました。

 

   薩摩辞書の碑                椋鳩十文学碑

 

 

 ほかにも,県立図書館の敷地には,このようなオブジェもあります。

    「ネヴァーランドのピーターパン」            「  風の芽」

  鹿児島ロータリークラブ 寄贈       川村秀彦 作(2004)

   西俣 敏弘 制作 (1985)

 

 県立図書館へ来られた時には,本はもちろんですが,建物周辺も是非ゆっくり御覧いただければと思います。

 たくさんの方々のお越しをお待ちしております。

わたしの図書館(室)のここに注目!!~県立奄美図書館~

投稿日時: 2021/10/01 .

4月23日,鹿児島県立奄美図書館は,開館10周年を迎えました。

 

 当館では,10歳の誕生日を迎えた図書館へのメッセージボードや記念写真撮影のコーナー等を設置しています。

 

 

   メッセージボードコーナー         記念写真撮影コナー

 

 

 誕生日当日は,貸出しをされた方にくじびきを実施し,職員や職場体験で来館した生徒が作成した「大島紬のしおり」や「10周年記念ステッカー」をプレゼントしました。また,当館で,あまみエフエムの生中継もあり,リスナーの方からお祝いメッセージをいただきました。

     くじびきの様子           あまみエフエムの生中継

 

 1階エントランスに設置されたメッセージボードにも,「たくさんの本を読ませてくれてありがとう」「これからもたくさん来るよ。いつもありがとう」と子どもたちの心温まるメッセージが数多く寄せられています。これからも奄美地域の豊かな文化・自然・産業等の発信に努め,読書の風を奄美から皆様にお届けしてまいります。

 今年は,「おかげさまで10周年!」をを合言葉に,当館主催の様々なイベントでは,「10」にこだわって運営をしていく予定です。お楽しみに!