第220号(R1.7)
1. 第220号(R1.7)
4. わたしの図書館(室)のここに注目!!~熊毛支部・中種子町~
中種子町立中央公民館図書室
中種子町立中央公民館図書室では,「種子島コーナー」を設置しています。種子島や中種子町に関連する資料だけでなく,中種子町企画課から提供してもらった観光パンフレットや中種子町に関連した新聞記事なども展示しています。中種子町に移住された方の情報収集に役立ったり,島内に住んでいる方が種子島への理解を深めたり,夏休みの自由研修の資料になったりするなど,たくさんの方々に利用していただいています。
種子島コーナー
親子でゆっくりと過ごせるように,子育て支援コーナーの近くに児童用のスペースを作りました。保護者の方が子育て関係の資料を選んでいる間に目の届く場所でお子様が絵本を選ぶことができるようになっています。入り口付近に背の低い棚を配置したおかげか「図書室が広く見える」,「明るくなった」,「ゆっくりできる」と利用者の皆様に好評です。
児童用スペース
これからも利用者の皆様のことを考えながら,中種子町ならではの図書室づくりに努めていきます。
3. わが町の読書グループ~北薩支部・阿久根市~
莫称(あくね)ゴールド創世塾
平成23年度に図書館を基点とした『莫称ゴールド創生塾』読み聞かせ指導者育成講座を開設。ここでは受講生が,阿久根語りべスペシャリストを目指し,理論から実践までを学びました。翌年度からは,幼稚園,小学校,中学校,いきいきサロン,福祉施設などで,地域や世代を超えた交流を実施。大変好評で,その実力をいかんなく発揮しています。メンバー13人が力を合わせ,今後も郷土の歴史や文化を継承し,阿久根の観光・教育・文化の向上に寄与すべく,読み聞かせを通して共生・協働の新しいふるさとづくりを展開中です。
今では,毎月の訪問などにより,この時間を楽しみにしてくださるところも多く,紙芝居を上演すると,子どもたちは珍しがり,高齢者は懐かしがる,とそれぞれの思いで鑑賞されています。また阿久根の七不思議を大型紙芝居や絵本などにし,地域文化伝承にも力を注いでいます。
昨年度は,この読み聞かせを通し,5040人もの市民と交流することができました。
子どもたちへの読み聞かせ 高齢者への読み聞かせ
2. わが図書館(室)ならではの本!!~鹿児島支部 日置市~
日置市中央図書館
日置市は,県の西部,薩摩半島のほぼ中央に位置した歴史と文化のまちで,吹上浜や山,川などの自然にも恵まれています。日置市には4つの図書館があり,それぞれの地域の特色を生かした資料収集を行っています。
今回,わが図書館ならではの本として紹介するのは,日置市立中央図書館所蔵の「名武将島津義弘と伊集院」です。旧伊集院町の文化財保護審議会委員長の山下正盛氏が平成14年に関ケ原合戦400年を記念して出版した本で,島津義弘公の生い立ちから亡くなるまでがまとめられています。
今年は,島津義弘の没後400年ということで図書館では企画展示も行っています。是非,日置市立中央図書館へお越しください。
「名武将島津義弘と伊集院」