第２２７号（R2.2)

～いちき串木野市立図書館～

　いちき串木野市立図書館は，串木野本館と市来分館があり，両館ともに担当スタッフが新着資料やドラマ・映画の原作となった資料の紹介POPを制作しています。利用者さんからは「表紙を見ただけではどんな本か分からないから説明があるといいね。」，「説明を見て内容が気になったから借りて読んでみるね。」などといったお褒めの言葉を頂戴することもしばしばです。特設コーナーを設けた書架は，全て貸出し中になることも多く，予約されることをおすすめしています。

　また，このほかにも毎月テーマを設けたもの，一人の作家にスポットを当てたもの，時事に関連したもの等，工夫を凝らした展示を行っています。

　　【ポップと本を一緒に展示】　　　　　  【毎月のテーマ展示】

　いちき串木野市では，様々なお祭りやイベントが年間を通して多数行われます。川上踊り，虫追い踊り，七夕踊り，さのさ祭り，ガウンガウン祭り，太郎太郎祭り等の由来を調べるための郷土資料も多数所蔵しております。こちらも是非御利用ください。

～　長島町立指江図書館　～

　長島町立指江図書館は，長島町文化ホールの一階にあります。小さい図書館ですが，窓から海が見えるとても眺めのいい場所にあります。

　わが図書館ならではの本として，「長島物語」を紹介します。長島を舞台に様々な主人公たちがおりなす，涙あり笑いあり感動ありの心温まるヒューマンストーリー全５編です。

　著者の長島要さんは，長島町福ノ浦生まれ。人生の出発点である故郷長島に対する限りない愛着と感謝の念と共に，「長島を舞台にしたストーリーを書いてみたら」という妹さんからの勧めで書かれたそうです。挿絵にはお兄さんの水彩画が用いられ，故郷長島の自然と人情と物産等が描かれています。

　長島要さんの著書には，ほかにも「初恋の涙」「ＯＢ刑事の備忘録」などが出版されています。

「おはなしのとびらとんとん」　～西之表市～

　「おはなしのとびらとんとん」は，「来館する子どもたちにより本に親しんでもらおう」と西之表市立図書館の呼びかけで平成２３年に発足しました。令和元年度現在，図書館スタッフ２人，ボランティアスタッフ４人で活動しています。ボランティアスタッフの年齢が３０代から８０代と幅広く，ユーモア絵本から昔話までいろいろなジャンルに挑戦しているのが特色です。種子島の方言による指人形や紙芝居の制作にも取り組んでいます。

　主な活動として月１回の「親子読書会」，小学校や児童館への「出張おはなし会」などがあり，季節のお話やゲーム，歌あそびなどを取り入れて楽しめるプログラムを心がけています。また，最近は高齢者施設への「出張おはなし会」も始め，活動の幅も広がってきています。

≪図書館での親子読書会≫　　　　　　　≪小学校での出張お話会≫