読書の魅力を伝える活動推進研修会(北薩会場)を開催しました

読書の魅力を伝える活動推進研修会(北薩会場)を開催しました

 

 

10月5日木曜日,「読書の魅力を伝える活動推進研修会(北薩会場)」を薩摩川内市にて開催しました。

県図書館協会北薩支部の3市2町(薩摩川内市,阿久根市,出水市,さつま町,長島町)の共催のもと,読書ボランティア,図書館司書,学校関係者など多くの方の御参加をいただいきました。 

 

講演では,講師に鹿児島国際大学福祉社会学部 千々岩 弘一 教授をお招きし,「量の読書から質の読書へ~デジタル社会における読書の意義と方法を求めて~」と題して講演をしていただきました。

事例発表では,薩摩川内市立中央図書館,「おじゃはんか入来かたいもんそ会」(薩摩川内市)の2団体の取組発表を紹介していただきました。

ワークショップは,「読み聞かせ」,「わらべ歌とおはなし会」,「ストーリーテリング」,「アニマシオン」,「読書会」の5つの分科会に分かれて行いました。

 

【研修会の様子】※写真の下の文は,参加者からの感想です。

 講演 「量の読書」から「質の読書」へ~デジタル社会における読書の意義と方法を求めて~」

〇 千々岩先生のお話がデジタル化社会だからこそ「質の読書」の大切さが分かりました。

〇 読み聞かせで,愛情やぬくもりを感じることがコミュニケーション,思いやりの心などの非認知能力の育成につながっていくことを知り,今後の読書の進め方を考えることができました。

〇 幼少期の読み聞かせの大切さを改めて実感しました。子供たちに愛情が伝わる読み聞かせをしていきたいです。

〇 デジタル化が進む中,小・中学生期に読書の機会が得られることはとても重要だということを改めて実感しました。

〇 高校生に読書の楽しさを伝えたいと思い,研修会に参加し,とても参考になりました。読み聞かせから取り入れていきたいです。

 

おじゃはんか入来かたいもんそ会                      薩摩川内市立中央図書館

〇 鹿児島弁の語りは温かくていいなと思いました。私も鹿児島弁の丁寧な語りを覚えて,おはなし会に取り入れたいです。

〇 電子書籍の利点と課題について教えていただいたので,紙の書籍,電子書籍それぞれの良さを生かして,読書活動を進めていきたいと思います。

 

ワークショップA「読み聞かせ」(阿久根市:阿久根市立図書館)

〇 読み聞かせのポイントや小物使いなどについての資料や実演をしていただき,感謝しています。今後の活動に取り入れていきます。

  

ワークショップB「わらべ歌とおはなし会」(出水市:おはなしボランティアグループ 紙ふうせん)

〇 これまで知らなかったわらべ歌を教えていただき,改めて,わらべ歌や手遊び歌を取り入れることでおはなし会全体が楽しいものになることを実感しました。

 

ワークショップC「ストーリーテリング」(阿久根市:莫弥ゴールド創生塾)

〇 とても興味をもちました。語る側も楽しめるのがいいですね。先生が実演して下さり,感動しました。
 

ワークショップD「アニマシオン」(出水市:読み聞かせボランティアグループ 虹色のゆめ)

〇 具体的な例が参考になり,楽しく学べました。読書会のイベントでぜひ取り入れたいです。

 

ワークショップE「読書会」(さつま町:やちがくしゅうかん読書会)

〇 普段,自分が読まないような作品の紹介を聞いて,とても興味をもちました。子どもたちの読書活動でも取り組んでみたいと思います。


 

 次のような感想も寄せられました。

〇 北薩地域の方々が児童・生徒に本の楽しさを伝えるために読書活動に取り組まれていることに感動しました。

〇 ワークショップもとても魅力的で,今後も自分自身のスキルアップのために,また参加したいと思います。

〇 大変刺激を受けました。自分たちだけで行うと活動内容もマンネリ化してしまいがちですので,新しい風を取り入れたいです。このような研修会をまた開催していただきたいと思います。

 

  参加された方々が本研修会で学んだことを次の読書活動に活用し,読書の魅力を伝えたいという意欲が伝わる感想が多く寄せられました。

参加者全員が,北薩でのすばらしい読書活動の取組を通して共に学び,充実した研修会になりました。ありがとうございました。