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海音寺潮五郎記念文芸ゼミナール 特別講師  万城目 学 氏との座談会を実施しました    直木賞作家の万城目 学 氏を特別講師にお迎えし,第5回文芸ゼミナールを10月19日(日)に県立図書館で行いました。  最初は緊張の面持ちだった受講生たちも,万城目先生の話される内容と,巧みな話術に緊張もほぐれ,笑顔あふれる座談会となりました。  万城目先生は,受講生から寄せられた「タイトルはどのように決めていますか」,「物語を書くことの意味は何だと考えていらっしゃいますか」といった,すべての質問に,ご自身の経験を踏まえながら,ひとつひとつ丁寧に答えてくださいました。  また,受講生の制作途中の作品にも前もって目を通してくださり,作品づくりにおいて留意したい事項を御助言くださいました。  受講生からは,「万城目先生の経験や価値観などを知ることができ,とても有意義な時間でした」,「先生の『自分の好きなものが,他人の好きなものとは限らない』というお話を聞いて,自分の書く小説を見つめ直すことができました」,「このような機会にめぐまれ,とても嬉しかったです。たくさんの質問に一つずつ丁寧に答えてくださった万城...
令和7年度海音寺潮五郎記念文化講演会を開催しました。    10月18日(土)にカクイックス交流センター(県民ホール)で令和7年度海音寺潮五郎記念文化講演会を開催しました。   【県立鶴丸高等学校放送部による朗読】  当日は,まず初めに県立鶴丸高等学校放送部の皆さんに,海音寺潮五郎先生の作品『西郷と大久保』の冒頭部分「霜月十六日」を朗読していただきました。安政5年11月16日,西郷隆盛は月照上人と錦江湾で入水自殺を図ります。その後,月照は亡くなりますが,西郷は奇跡的に助かります。当時の武家屋敷の様子や大久保利通らの緊張感漂う場面にいたるまでを,4名の生徒の皆さんが終始落ち着いた雰囲気で,見事に朗読してくれました。   【参加者の感想】 「非常に聞き取りやすく,美しい声でした。朗読をするときはもちろん,終わった後や待っている時間の姿勢もきれいで,意識の高さを感じ取れました。」 「すばらしい朗読に感心しています。特に今回は,12年の月日を感じていました。」 「大変聴きやすい声で,とても良かったです。耳で聞くと想像しやすく,理解もしやすい気がしました。」 「あと3倍,聴いていたかっ...
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