令和6年度鹿児島県図書館大会を開催しました

令和6年度鹿児島県図書館大会を開催しました

 

 令和6年11月13日(水),カクイックス交流センターにおいて,大会テーマ『新しい時代の図書館-新しい時代へ誘う図書館-』のもと令和6年鹿児島県図書館大会を開催しました。

 大会の冒頭では,読書活動の推進に功績のあった図書館・学校・個人・グループへの表彰式を行い,その後,基調提案,分科会,講演を実施しました。公立図書館や学校図書館,読書グループ関係者を中心に594人の参加がありました。

 

【大会の主な内容】

1 表 彰

 ・ 子どもの読書活動推進優良図書館等表彰 [鹿児島県教育委員会]

 ・ 全国優良読書グループ表彰 [公益社団法人読書推進運動協議会の伝達]

 ・ 優良読書グループ表彰 [鹿児島県読書推進運動協議会]

 ・ 公共図書館(室)功労者表彰 [鹿児島県図書館協会]

 ・ 学校図書館(室)功労者表彰 [鹿児島県学校図書館協議会]

2 基調提案

 国や県の動向,県内の図書館(室)の概況を踏まえ,大会テーマ「新しい時代の図書館」について深く考えるための提案がなされました。

 

3 分科会    ※ 発表資料の公開は終了しました

 分科会は,6つの分科会から選んで参加する方法で行われ,事例発表をもとに活発な協議が行われました。

 第1分科会 本とつなぐ学校図書館 【小学校A】

 第2分科会 学びとつなぐ学校図書館【小学校B】

 第3分科会 読書とつなぐ学校図書館【中学校】

 第4分科会 今とつなぐ学校図書館 【高等学校】

 第5分科会 未来へつなぐ読書活動 【子どもの読書活動】

 第6分科会 時代とつなぐ読書活動 【公共図書館】

 4 講 演

 演題 「 本と読書と図書館の現在と未来  」

 講師 筑波大学 図書館情報メディア系 准教授 池内 淳 氏

 具体的な統計・データ等に基づいて,出版業界の事情や電子書籍・電子サービスの現状や海外の事例について,ユーモアを交えながら,私たちに新しい時代の図書館の役割や利用者サービスについての多くの示唆を与えていただきました。参加者からは,「本の流通の傾向や,人がコンテンツにアクセスする時間帯など,データではっきり分かり,情報収集または図書館からの情報発信の仕方も大事だなと思いました。」,「図書館を取り巻く環境が激変していることを,池内先生の熱のこもったお話を通じて改めて感じました。」など,未来の図書館や読書環境について新しい視点・学びを得ることができたという旨の感想が多く寄せられました。